風の歌を聴け

引越の為に部屋を片付けていると、出てきた。
「風の歌を聴け」
多分、前に読んだのは高校生の頃だ。
内容については、全くもって忘れてしまったが、いつも借りてばかりのO君に貸してみた。
一週間程経って、
「どう?」って訊くと
「俺向きじゃないかも。読むけど。」
まぁそんなもんなのかもね。
今日、本が帰って来た。
「読んでみるとなかなか面白かった」らしい。
「結局何が言いたかったのだろう」と言う問いに、
「いつもは右手で開けるドアを左手で開けると、何かが変わるかも知れないって事じゃない?」
って言っておいた。
少なくとも、僕にとっての村上春樹はこうだったのだけども、
帰りの電車で読んだらちょっと違っていた。
実は、なさそうでありそうな、僕らの日常だったのかも知れない。
15年の間に少しは大人になったような気がした。
とか、思いながら積まれたダンボールから、デレク・ハートフィールドの本を探してみた。
(だから、ないっつーの!)





